本日実施予定であった人権・同和教育参観日は中止となりましたが、校内では、今日を「人権を考える日」として人権教育の視点に立った授業を全校で各クラスごとに実施しました。今日から数回に分けて、一部ですがその様子をご紹介します。
まず、朝の時間は、全校テレビ放送で「人権を考える集い」が行われました。全校で取り組んだ「家族で考える人権標語」の中から、代表作品を各学年ごとに発表しました。それぞれ、作品に込めた願いもしっかり発表できました。
1年「『ごめんなさい』その気もちが だいじだよ」
2年「新時代 心のきずな みつになる」
3年「悪口は いじめの入り口 もうやめよう」
あらたま「話せていますか 自分の気持ち 気づいていますか 相手の気持ち」
4年「『遊ぼうよ』勇気と一緒に 手を出して」
5年「マスクごし コロナに注意し にっこりあいさつ」
6年「認め合おう 価値観のちがい それでみんなの 世界が広がる」
次に、6年生の制作したビデオメッセージ「玉っ子 とっておきの心」を視聴し、日常生活で見かける様々な場面から、相手の気持ちを考えて自分はどうするべきか、各クラスで考えました。
最後、校長先生の話では、「水には温度があり、冷たすぎたり熱すぎたりすると危険なものに変わる。水と同じように、言葉にも冷たさ、温かさがある。言葉は人の心を変える大きな力があります。だから、みんなが笑顔になるように、相手の立場を考えてどんな言葉を友達にかければよいか、また、いじめをなくすために自分にできることは何か、今日はみんなで考えましょう」と、全校へ呼びかけました。
明日は、1年・2年・3年・あらたま学級の授業の様子を紹介します。
松山法人会の方に来ていただき、租税教室を行いました。
今、世の中ではどんな税金があり、どのように使われているのかなど、詳しく教えていただきました。自分たちの生活と税金が深く関わっていることを学び、税金の大切さについて気付きました。
5年生
5年生は、総合的な学習の時間で、「あらたま100年ものがたり」の学習をしています。今日は、子規記念博物館学芸員の平岡先生に来ていただき、正岡子規のことについて学習しました。
平岡先生のお話やクイズ、ビデオを通して、新玉小学校の校区には正岡子規のゆかりの地が数多く存在していることが分かりました。子どもたちの感想の中には、正岡子規のイメージとして「勉強熱心」、「友達がたくさん」という言葉が多く挙がっていました。のぼさんのすてきなところがたくさん見つかりましたね。松山の偉人 正岡子規のことを、もっと「身近」に、もっと「偉大」に感じた一日になりました。
今日一人一人が抱いた自分の中の「知りたい!」を大切にして、これからの学習につなげていきましょう。
5年生
今日5年生は、講師の方をお招きして「発見!チョコレートのひみつ」という授業をしていただきました。
授業の中で、カカオ豆の産地のことやチョコレートができるまでの工程を教わりました。わたしたちのもとに届くまでには、とても長い時間と手間がかかっていることが分かりました。また、テイスティングをさせてもらって、原料の違いによる味の変化を体験しました。今日の楽しい授業を通して、食やチョコレートへの関心が高まりました。
本校6年生の子どもたちは、昨年度、明治食育セミナーを受講し「発見!チョコレートの秘密」というテーマで、チョコレートができるまでの工程やチョコレートの歴史などを教えていただきました。
今年も同セミナーを受講し、今回は「希望のチョコレート」というテーマで、国際理解の視点でカカオの生産国である「ガーナ」の人々について考えました。
ガーナの人々が「困っていること」を解決するために、今何ができるのかという話合いのときには、先週のユネスコスクールDAYでの学習や今準備しているモザンビーク・カンボジア支援活動について考えたこと、SDGsの目標などと関連させながら、それぞれが自分の意見を述べました。
最後には、ガーナの人々にとっての「希望」であるチョコレートのプレゼントもあり、そこに様々な思いの込められていることを感じながら、食に関する学びを深めました。。
3年生
今日は「明治うがい手洗い教室」がありました。
マスクや手で覆わずにくしゃみをしたときの、飛沫の飛ぶ距離をメジャーを使って確認したり、正しい手の洗い方を教えていただいたりしました。
感染症予防に気を付けている今だからこそ、今日学んだことを忘れずに行動に移していきます。
正しい手洗いうがいを、日々の生活で習慣化することが大切ですね。
今日は、不審者が校舎内に侵入したことを想定した避難訓練がありました。
警察署員の方々の協力を得ての実施です。
対応に駆け付けた先生たちの動きや廊下から聞こえる大きな声に、子どもたちも少しびっくりした様子でしたが、各教室では、全校放送や学級の先生の指示を聞いて、落ち着いて避難行動ができました。
最後は、テレビ放送で、不審者から身を守るための「い・か・の・お・す・し」についても話を聞きました。
地震などの災害も、何の予測もなく起こります。子どもたち自らが、「自分の命を守るために、いざとなればどうすればよいか。」安全な避難の仕方を学び、正しく判断して危機を回避する能力を身に付けておくことはとても大切です。
今日は、5年生の学級で学級活動の研究授業が行われました。
題材は「サイコー学年プロジェクト~なりたい6年生に向けて~」。
学年も終わりが近づいている今の時期、やがて6年生からバトンを受け継ぎ、自分たちが最高学年になる5年生は、4月からの自分の姿をどのように思い描いているのでしょう。
この一年間で活動してきた6年生の写真を見ながら、自分の「なりたい6年生」に向けた目標について真剣に話し合いました。「今、自分がそのために頑張りたいこと」を意思決定してシートに書き込む姿は、とても頼もしく思えました。
5年生
5年生は、15の国(グループ)に分かれて貿易ゲームをしました。ゲームを通して、資産も違う、使える道具や資源も違う、人数も違う様々な国が一斉に製品(折り紙)を生産して売ることで、どんな問題が起きるのかを体験しました。
途中で製品(折り紙)の価格が大暴落したり、環境問題が起きて罰金が発生したり、ごみの不法投棄が起きたりと、ハプニングが次々発生する中、子どもたちは「収入・自然環境・救助」の何を最優先すべきか、議論する場面もありました。
ゲームの後、子どもたちはSDGs会議を行い、どんな問題が起きたのか、どんな気持ちになったのかを話し合いました。
「世界の格差があるのは、資源や資産の不平等があるからだと分かった。」
「資源を無駄なく使うことは難しいが、大切なことだと思う。」
「この不平等な貿易ゲームに似たようなことが、世界で実際に起きているのではないかと思った。」
「ごみを出さないために、製品を作ったからには使う責任があると感じた。」
など、SDGsの核心に迫る気付きがたくさん挙がり、子どもたちの心の敏感さを感じました。今日の学びをこれからの生活に生かし、いつまでも「気付き・考え・実行する」新玉っ子でいてほしいと思います。
ご協力いただきました、えひめグローバルネットワークのみなさん、愛媛大学のみなさん、本当にありがとうございました。