「人権を考える日」に実施した授業の紹介の続きです。今回は、4年~6年の各学級の子どもたちの学びをご覧ください。〇は各授業のねらい、写真下の「」は、授業後の児童の感想の一部です。
<4年>道徳「わかってくれて ありがとう」
〇 互いに理解し、尊重し合うことのよさに気付き、自分と異なる意見を大切にしていこうとする心情を育てる。
「自分の考えを伝えることができたら、伝えた方はすっきりするし、伝えてもらった方も新しい発見があったり、おたがいのちがいに気づくことができる。そして、それを認め合うことが大切だと思った。」
<5年>学級活動「権利の熱気球」
〇 自分が大切にしたい権利とその理由を発表し合う活動を通して、自分と違う考え方を尊重する態度を育むとともに、自尊感情を育てる。
「意見が分かれたけど、やっぱり人によって大切にしたいものや価値観などは、性格などと同じようにみんなちがうから、捨てるものを決めるのはやはり難しい。カードの内容はどれももっと大切にしようと思いました。心も健康に生きるための「人権」について真剣に話し合えてよかった。」
<6年>社会科「渋染一揆」
〇 「渋染一揆」について知り、不合理な差別を乗りこえようとした人々の思いや願いを理解し、自ら差別をなくそうとする態度を養う。
「死を覚悟しての一揆をおこした力は、すごいと思った。どんな人にも人権があって、それは尊重されなければいけないと、改めて思った。でも、今もまだ日本では、生まれや仕事などで差別が残っているのに驚いた。人をうわさやへん見で決めつけず、人権をもつ一人の人間としてみなければならないと思った。私も、まずは身の回りにいる友達と、誰とでも仲良くすることから始めたい。」