あらたま100年ものがたり(5年生)
2021年10月29日 20時25分
5年生
10月25日の月曜日、5年生はまちあるきをしました。
圓光寺で、のぼさんが句会をしていたというお話を伺った後、坂の上の雲ミュージアムの方々と一緒にのぼさんが明治28年10月2日に歩いた道をたどり、子規の家があった場所やおじいちゃんの家、夏目漱石と一緒に過ごした愚陀仏庵跡などをめぐりました。句碑もたくさんあり、普段何気なく通っている道にものぼさんの足跡がたくさん残されていることを感じました。
途中、石手川の土手にある広場では、青野先生に俳句の作り方のポイントや季語を教えていただきました。「枯れ草」や「時雨」、「秋雨」など、その時の様子を表す素敵な言葉に出会えました。あいにくの雨でしたが、雨の日ならではの俳句を作ることができました。途中、大正時代から残されているトンネルをくぐり、「のぼさんもここを通ったのか~」という声が聞こえてきました。当時とのつながりを肌で感じた児童もいたようです。
木曜日には、まちあるきの経験から作った俳句を並べ、句会ライブをしました。青野先生からよい俳句のポイントを教わった後、子どもたち一人ひとりが気に入った俳句を選び、投票しました。
最高得点賞に選ばれた俳句は、M.Sさんの「愚陀仏庵 何度も秋こえ 駐車場」でした。愚陀仏庵が、今は駐車場になってしまったさみしさを素直に表現した俳句ですね。
先生賞には、「しぐれ道 道をゆすって 感謝され」O.Kさん、「見上げると 木の実ついばむ 鳩三羽」T.Tさん、「銀杏散る 子規ゆかりの地 かわりはて」I.Aさん、「かさ当たり みんなで探す ひょんの実や」O.Kさんが選ばれました。手直しをしたらよいポイントも教えてもらったので、これから練り直して完成させます。
歩いて感じて表現して・・・まさに生きた学習になりました。ご協力いただいた先生方、本当にありがとうございました。